ファミ通文庫大賞&第12回GA文庫大賞前期に応募しました
ファミ通文庫大賞
かなり久しぶりのブログ更新となりましたが、毎度のごとく応募報告です。
1つ目はカクヨムのファミ通文庫大賞。こちらには過去作で応募しています。読者選考もないので良い所までは行ってほしいですが、応募総数も多いのでどうなのかなぁ。
めちゃくちゃ面白いので、応援のほど宜しくお願いします。
第12回GA文庫大賞前期
こちらは完全新作で応募しています。総ページ数は84枚。今までの作品の中で一番短くなりました。応募作品はガストの某ゲームシリーズからインスパイアを受けて書き始めたので、かなり楽しく書けました。
前回の講評ではヒロインと交流する期間が短いと指摘されていたので、そこを踏まえて一章丸々を主人公とヒロインの交流に使っています。そこがどう選考に影響するかですかね。
新作について
次回作のタイトルは仮称だけど「勇者と魔王のリスタート」の予定。リスタートの当て字をどうするかはこれから考える。
— moai@ラノベ作家を目指す人 (@moai79401700) May 17, 2019
新作についてはTwitterでも触れましたが、すでに構想は出来上がっていて、現代ファンタジーの予定です。実を言うと、これがかなり自分の中で設定的にも良い感じで、今から書くのが楽しみ楽しみ。
今の異世界系の逆を行く仕上がりになる予定です。
最後は雑談ですが、今「海の底」を読んでいるんですが、めちゃくちゃ面白いですねこれ。塩の街も面白かったし、空の中も読むぞ。
GA文庫大賞で一次通過しました
やったあああああ!!
— moai(11月GA目標)@新人賞取るぞ! (@moai79401700) 2018年8月17日
GA文庫一次通過しました!!! pic.twitter.com/qC4huctJpp
電撃大賞で一次落ちたこともあって、内心ダメかと思っていましたが、昼休みに一次通過者に自分のペンネームが載っているのを見た時にはホッとしました。
何より、選考対象外になってなくてよかったです。規定違反などで選考すらされず落とされるのが一番悲しいですからね……。
とはいえ、まだ一次通過しただけなので、それはそれとして11月のGA文庫大賞後期に向けて書き進めます。
評価シートも楽しみだなぁー。
二次も通過してやる!!!
第11回GA文庫大賞前期に応募しました
GA文庫応募しました。
— moai(GA出します)@新人賞取るぞ! (@moai79401700) 2018年5月30日
まあ応募といっても、全くの新作ではなく、昔に書いた長編をブラッシュアップした感じで腕試し的な応募でもあります。
GA文庫は一次落ちでも評価シートが貰えるので、自分の実力を客観的に知ることができるので今から楽しみです。(もちろん目指すは受賞ですが・・・・・・)
しばらくはインプットのために読めてない小説を読もうかな。
小説家になろうで掲載している自作の感想を頂きました
そういえば先日(といってももうすぐ1ヶ月ほど前になりますが)、フォロワーの方から小説家になろうに掲載している自作の感想ツイートを頂きました。
文章レベルが高く、特に表現力が豊かです。キャラクターの心情やバトルシーンの展開などはかなり多彩な言い回しで書き込まれていて、字書きさんには参考になる部分も多いのではないかと。あと日常パートとバトルパートのテンポの切り替え方とかも「ほえー」と思いました(何)
— cachiku (@cachiku_novels) 2018年1月15日
※ご本人様より、許諾を得てツイートを掲載しています。
小説家になろうには試験的に投稿しているので、評価や感想には頓着していませんでしたが、それでも貰えたら嬉しいものですね。
特に感想は客観的な評価になるので、読者に自分の文章や構成などがどのように見えているのか参考になります。
この作品もブラッシュアップして新人賞に投稿するぞ!
【小説】神様の御用人シリーズ【紹介/感想】
だいぶ期間が空いてしましましたが、今回は私が継続して読んでいる小説「神様の御用人」について感想を交えて紹介していきたいと思います。
『神様の御用人』ってどんな作品?
まずはシリーズ第1巻のあらすじから見ていきましょう。
【あらすじ】
神様たちの御用を聞いて回る人間――“御用人”。ある日突然、フリーターの良彦は、狐神からその役目を命じられた。膝を壊して野球の道を諦め、おまけに就職先まで失った良彦は、古事記やら民話やらに登場する神々に振り回されることになり……!?
特殊能力もない、不思議な力を放つ道具も持ってない、ごく普通の“人間”が神様にできること。それは果たして、助っ人なのかパシリなのか。けれどそこには、確かに神々の「秘めたる願い」があった。モフモフの狐神、黄金とともに、良彦の神様クエストが今幕を開ける!
※メディアワークス文庫様より引用しています。
(http://mwbunko.com/978-4-04-866270-3/)
あらすじからも分かる通り、本作は主人公『良彦』がモフモフの狐神『黄金』と出会ったこときっかけに、日本に古くから存在する神々のパシリ悩みを解決していくというお話です。
『神様の御用人』の魅力/読後の感想
【人物紹介】
・『萩原良彦』・・・主人公。膝を痛めたことにより続けていた野球と会社を辞める。現在はフリーター。
・『黄金』・・・・・モフモフな狐の姿をした方位神という神様。のちに良彦のパートナー的存在となる。
・『藤波孝太郎』・・良彦の親友であり、大主神社の権禰宜(ごんねぎ)。神職の身でありながら、超現実志向。
・『吉田穂乃香』・・第2巻以降に登場。大主神社の宮司の娘で、ある特殊な目を持っている。第2巻の3話ではメインとして物語に関わってきます。あとかわいい。
ここからは私の感想を交え、本作の魅力を書いていきたいと思います。
●読んでいて面白い個性豊かな神様たち
本シリーズ最大の魅力とも言えるのが、個性豊かな神様たちです。ぶっちゃけ、主人公の良彦よりもキャラ立っちゃってます(笑)
第2巻以降も個性的な神様が登場するんですが、第1巻の時点でも結構強烈です。ゲーム三昧で神社にこもりっきりの神様だったり、良彦の相棒的存在の黄金も甘い物に目がなかったりと、こんな神様がいたら友達になりたいわ!と思えるくらい読んでいて面白い神様が多く登場するんです。
●神様たちが抱える悩み
そんな人間ような特徴のある神様たちですが、彼らにも悩みがあります。あらすじで、神様が悩み?と思った方もいると思いますが、この悩みこそが本シリーズのキーであり、盛り上げてくれる要素です。
詳しくは実際に読んでほしいと思いますが、その抱える悩みがまあ人間くさい。人生経験のある方なら共感出来るかもしれないくらい人間くさいです。
それがより一層彼らを人間らしくしてくれて、神様という題材を扱っていながらも読者に距離感を与えず、身近な存在として感じさせてくれるので、どんどん物語に入り込んでいきます。この辺、作者さんは上手いなぁと読んでいて思いました。
●事実を元にした設定
登場する神様は創作ではなく、全員古事記や日本神話などの記紀神話に登場する神様です。
作者である『浅葉なつ』先生は、本シリーズを執筆するに当たって記紀神話を調べたり、神社への取材を行っているようで、神様の過去や描写にも説得力があり、荒唐無稽にならない魅力的なキャラクターとして構築されています。
●神様だけじゃない!登場人物の成長物語
ここまで登場する神様について書いてきましたが、本シリーズのもう一つの魅力、それが登場人物の成長です。というか、これが本シリーズ通してのテーマと言えるのかもしれません。
主人公である良彦は、膝を痛めたことにより野球も会社も辞めざるえなくなり、物語開始時ではフリーターとして働いています。
そんな中で、彼はとある物をきっかけに黄金と出会います。その結果、神様の御用を聞いて回る人間『御用人』としての使命を背負うことになってしまいます。
4巻まで読んだ私としては、その当時の良彦はなんて面倒事を押し付けられたんだと思っていたと想像出来ます。
第1巻でもそれは垣間見ることができ、どちらかと言えば、自発的ではなく成り行きで仕方なくやっているという印象でしょうか。
シリーズを通して、御用人として成長していく中で彼自身が成長していく姿も描かれているのです。
また、第2巻の3話に登場する『吉田穂乃香』。彼女もまた人には言えない悩みを抱えており、良彦と関わることでその悩みを通して成長していきます。
神様だけでも魅力的な本シリーズですが、登場人物が成長する姿も丁寧に描かれており、買って損はないと思います。
●感想
今までも感想っぽかったですが、最後に締めを含めた感想を書かせていただきます。
とにかく読後はとても心が温かくなりました。どれもジーンとくる話で、夏目友人帳が好きな方にはおすすめですね。
あと、神様への考え方も変わりました。神社とかに行くと、つい自分の願い事ばかりを言ってしまいがちですが、その中で神様に対して日頃の『感謝』の意を伝えるようにしようと思うようになりました。
現在、第1巻~第6巻まで発売されていますので、興味のある方は是非読んでみて下さい!
神様の御用人 (3) (メディアワークス文庫) |
神様の御用人 ライトノベル 全6巻 セット |